水野敬也さんの[それでも僕は夢を見る]を読みました。
鉄拳さんが絵を描いている、15分くらいで読み終わる絵本(に近い)です。
これを仕事の合間の1時間の休憩で、タイ料理を食べながら優雅に読んでいたわけですが…
涙腺崩壊。
しかけた。踏みとどまった。フゥーーー。
鼻をすすり瞬きを鬼のようにしてかろうじて止めた涙ですが、ふといきなり冷める瞬間があったんですよ。
あらすじ
[夢はいつも僕を裏切る]受験に落ち、好きな人に振り向いてもらえず、仕事で怒られる。
でも、うまくいかない毎日の中で夢はいつもそばにいて、能天気に主人公を励まします。
それでも毎日毎日うまくいかず、疲れ果てた主人公はついに夢を捨ててしまい…
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何をうっかり共感してるんだ
涙腺崩壊しそうになった理由はただ一つ、
[やばい、こんな人生全然ありうる]
って思ったから。
今のまま、何もできず誰の役にも立てず、色んなことを諦める人生の方が、
新しいことに挑戦して、好きな人が自分を好きになってくれて、やりたい仕事に就くより、
ハードル低いよね。
孤独諦め人生は全然いつでも横にある。
同時に湧き上がる疑問
世界中の人がこれを読んだらどう思うんだろう?
アメリカ人の友人もオージーの友人も、これを読んでも絶対に共感なんかしない。
[It’s not gonna happen to me!] って笑い飛ばす姿しか想像できない。日本人の多くはこの本を読んで感動すると思う。
感動してる場合なのか…?
まとめ: それでも僕は夢を見るを笑い飛ばしたい
何この本!
絶対自分はこうはならないわ!
って笑い飛ばせるくらいには、後悔しない人生を送りたい。
読み終わって新しい目標ができました。
[それでも僕は夢を見る] に共感しない人生を送りたい。
※一瞬で引き込まれる素晴らしい本です。